ヨガを楽しむ方が増え、ヨガが日常に寄り添い人気となり、インドの神様もだいぶ身近な存在となりました。しかし、インドの神様とはどのような存在で、ヨガを練習することとインドの神様の関係を理解している人は、まだまた数少ないです。
しかし、インドの神様の本質を知ることで、実は自分の人生が、迷いない充実した人生を歩むことができます。
私の陰ヨガ総合講座やアシュタンガヨガ総合講座では、インドの神様についても詳しく解説しています。
今回は、そのインドの神様について、その成り立ちとシバ神を例にして解説します。
● インドの神様の特徴
それぞれに役割分担があり、さらに別名を持つことで、一つの神様であるが様々な側面を持つことが特徴です。
シバ神を例にして、役割と別名と持ち物について、整理しました。
【役割】世界の破壊と創造
1) 様々な別名
・ナタラージャ(舞踏神)
・マハーデーヴァ(全てを統べる偉大な神)
・シャンカラ(幸せを与えてくれる神)
・カーラ(時間の神)
2) 乗り物
・雄牛(ナンディー)
3) 様々な持ち物
・三日月の髪飾り
・毒蛇
・トリシューラ(三叉の槍)
・リンガー
・トラの敷物
シバ神は、修行僧の姿をしていて、ヨガの修行をしている人が信仰している場合が多いです。
インドでは、様々な神様がいるので、それぞれ自分の信仰している神様を持っています。
シバ神を信仰している人は、額に三本白い線を引くことで、自分はシバ神を信仰していることを示します。
アシュタンガヨガの創設者、パタビジョイス師もその一人です。
● ヨガ哲学の表現者として存在
インドの神様は、それぞれ強い個性を持って、独自の世界観を作り上げています。
そして、それにまつわるエピソードや家族構成なども、とても人間味あふれる特徴を持っています。
しかし、それらは基本的にヨガ哲学の真髄を比喩という形で表現しているということです。
このことを理解しないと、インドの神様が何を意味している存在で、それが自分にどのような影響を与えるのか理解できません。
その意味を知らないと、単なる面白い神様で終わってしまうのです。
ヨガの哲学は、基本的にサンスクリット語で書かれており、それを日常生活で一般の民衆が読むことは難しいです。
しかし、インドの神様は、目で見ることで自然とヨガ哲学が身につくように表現されているのです。
つまり、別名や持ち物や乗り物は、すべてヨガの真理を映し出す比喩表現なのです。
その為、それらが何を意味しているかを理解することが、非常に大切となります。
例えば、シバ神はトラの敷物を敷いて、その上に座っています。
この場合、トラはエゴによるプライドや奢りを意味しており、トラの敷物を敷くことで、それらを克服していることを意味しています。
毎日、何気なく部屋に飾られたトラの敷物を敷いて座るシバ神を見て、自らのプライドや奢りを戒めることができるのです。
その事に関して、経典を開いて読むよりも、シバ神の絵を見ることで一瞬に気がつく効果があります。
そして、その絵を毎日眺めることで、ヨガの真理の教えが、自分の潜在意識に働きかけ、迷いのない人生を歩む一歩となるのです。
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