インドでは牛は聖なる動物


新年あけましておめでとうございます。

緊急事態宣言が発令され、今年も波乱の年明けですが、このような時こそヨガの智慧が必要となります。

  
今年の干支は、「牛」です。

インドでは牛と言えば、聖なる動物として崇められています。

なぜインドで、牛が聖なる動物として大切にされているかと言うと、シバ神の乗り物だからです。

インドの神様にはそれぞれ乗り物が決まっています。

  
頭が像のガネーシャは、あれだけ身体が大きいにもかかわらず、乗り物はネズミです。

ビシュヌ神は、アナンタと言う名前の蛇です。

そしてシバ神の乗り物は、ナンディンと言う雄の牛です。

シバ神は魂を表現しており、その乗り物はエゴを象徴しています。

  
インドの神様、そこには深遠なるヨガの智慧を暗示しています。

  
● シバ神とナンディンのお話には次のようなものがあります。

いつもシバ神を背負いながら街を歩いているナンディンは、人々が自分に向かって祈りを捧げているのを、見て自分自身が尊敬されていると思っていました。

ある時シバ神が昼寝しているときに、ナンディンは1人だけで街へ歩いていきました。

すると、街の人はナンディンを、ただの雄牛だとして、石を投げて追い払おうとしました。

ナンディンは慌てて家に戻り、人々から冷たくされたことを悲しみ泣いていました。

昼寝から目覚めたシバ神は、悲しむナンディンの様子を見て、一体どういうことなのかと問い正します。

するとナンディンは、自分が1人で街に出たとところ、街の人々から嫌われてしまったと報告しました。

それを聞いたシバ神は、私を背中に背負っているからこそ、人々はあなたも敬うのであって、私がいなければ、ただの雄牛にすぎないと言いました。

この逸話が示しているのは、エゴはエゴ同士で嫌う存在で、必ずアートマンに仕えた存在であることを意識することが大切であると言うことです。

  
人生においては、常に魂を担いでいると言う意識こそが、最も大切であると言うことを示しています。

  
我々の人生で、困難が起こる根本の原因は、本来アートマンとエゴの関係は主従関係であるにも拘わらず、それが十分に機能していなことです。

また、ナンディンの4つの足は、人生を歩む上で大切な4つの要素として象徴されているものです。

  
● サンスクリット語では、4つの要素を「パーダ」と言います。

その4つの要素とは、サティア(真理)・ダルマ(徳)、シャンティ(平安)・プレマ(愛)です。

  
1) サティア(真理)
常に真実を見極める。それによって、本当に大切なものが理解でき、執着を解き放つことができます。

2) ダルマ(徳)
この人生で自分がやるべき事を行うと言うことです。これを実行しないと、人生に不調和が訪れます。

3)シャンティ
様々な欲望に心乱されることなく心静かにして、自分の本質とつながることです。

4) プレマ(愛)
愛と訳されますが、慈悲と言う言葉がそれにあたります。全てを分け隔てなく、全ての存在に対して、慈しみ愛することです。

  
今年一年、常に自分の魂を担いでいると意識しながら、4つのパーダを忘れずに、生活することが大切なではないでしょうか。

 

 
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この記事の著者

ユキオスダルシュナヨガ主宰

ヨガ歴20年、ヨガ指導歴13年。日本で最も有名なアシュタンガヨガスタジオIYCほか、国内著名ヨガスタジオ、スポーツジムにて指導経験を積む。取得した指導者養成資格多数。近年は、ヨガ哲学をテーマにワークショップを数多く開催する一方、ティーチャートレーニングにて後進ヨガインストラクターの育成にも力を注ぐ。

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