最近マインドフルネスという言葉が一人歩きをし、マインドフルネスがビジネスの一つにもなってしまっている現在、改めてマインドフルネスとは何かについて考える必要があると思います。
そもそも最初にマインドフルネスを提唱したのは、ベトナムの仏教僧侶であるティクナット・ハン師によるものです。
師は、瞑想通じて気づきを得ることの大切さを説いています。
つまり瞑想は、ある種の気づきを自分の中にもたらすものなのです。
現代社会で、瞑想がなぜこのように注目を浴びているかということに関して、師は次のように答えています。
「私たちはなぜ瞑想しなければならないのでしょうか。
誰もが完全な安らぎを求めているからです。
眠っていても完全な安らぎを求めているからです。
夢を見ながら、身をよじり、寝返りをうち、
顔をこわばらせて、一夜を過ごします。
休息どころではありません。」
いくら身体を休ませようとしても、心が激しく揺れ動いていては、休むことができません。
その為に、こころを1つのところに集中する必要があり、それをマインドフルネスと呼び、その必要性を説きました。
その意味では、マインドフルネスは、日常生活のいかなる所、いかなる場所でもできるのです。
そして、そのように心を整えることによって、大切な気付きを得ることできるのです。
その大切な気付きとは何かというと、ティクナット・ハン師は、以下のように説明しています。
「心が主体と客体の間のギャップを超えることです。
ある直截的かつ不思議な方法で。
一杯のお茶を飲む時にも、お茶を飲む人と飲まれるお茶があるという、その区別は消失します。
一杯のお茶を飲むことが不思議な生の体験となる時、もはや主体の区別は存在しないです。」
我々が苦しみを受ける本質は、「私」という個別で分離した意識によるものです。
しかし、全ての中に自分と自分以外の垣根を取り除いたところに、本当の幸せがあると説きます。
瞑想とは、その垣根を取り除く技法でもあります。
● NHKでティクナット・ハン師の番組が再放送されます。
NHK こころの時代 禅僧 ティク・ナット・ハン
第一回 「怒りの炎を抱きしめる」
6月25日(日)あさ5~6時
再放送 7月1日(土) 午後1~2時
第二回 「ひとりひとりがブッダとなる」
7月2日(日)あさ5~6時
再放送 7月8日(土) 午後1~2時
※放送予定はやむを得ず変更することがあります
https://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2017-06-25/31/1810/2204175/
スダルシャナヨガ主催の瞑想クラスが7月に開催されます
アシュタンガヨガのマイソールクラスで朝から元気に身体を動かし、午後は静かに瞑想する。ユキオ先生とKazu先生による、動いて座るワークショップを開催します。
● information
開催日 :7月2日(日曜日)
料金 :①「マイソールクラスとは何か」:4000円
② ベジランチ :500円
③「瞑想入門」:3000円
持ち物 :ヨガマット・ヨガウェア・筆記用具
開催会場:東京湾岸会場
東京都江東区豊洲周辺
お申し込み受付後に会場詳細をお知らせいたします。
7月2日開催のクラス詳細は、こちらのページをご確認下さい。
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クラス詳細
ユキオ先生のレギュラークラス
毎週水曜日開催の陰ヨガと瞑想クラスは、こちらのページをご確認下さい。
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クラス詳細
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