早朝の太陽が人生を変える ヨガのエッセンス


あなたは一年の中で、とれだけ朝に太陽が昇る瞬間を見ますか?

小・中学生の科学技術教育に関する調査で「生まれてから一度も日の出、日の入りを見たことがない」と答えた子供が、40%以上もいたそうです。

ヨガでは早朝を、朝の日の出によって意識が覚醒する最も大切な時間と説いています。

なぜそれ程までに、朝の時間が大切で、そのことが自分にどのような良い効果を与えてくれるのでしょうか。
 

○一日の中で最も神聖な時間 「ブラフマムルタ」

ヨガでは、日の出直前の時間帯をサンスクリット語で「ブラフマムルタ」と言い、最も神聖な時間と定義しています。

その時が、一日の中で最も太陽のエネルギーが高いときであり、それに接することで人はリセットできるようになっています。

なぜならば、この時が一日の中で、最も心が静かになり、自分の本質と向き合えるからです。

ヨガでは、自分の本質は宇宙と繋がる完全なる存在としていますので、それにつながることによって、初めて本当の安心感と平和を得られるとしています。

しかし毎日忙しく過ごしていると、目先のことに心が奪われ、心はそれを追い求めることに終始してしまい、自分とは何者かを忘れてしまいます。

その結果、自分が何のために生きているのか、判らなくなってしまい、生きること自体に疲れを感じてしまいます。

そんな時、早朝に一人静かに自分と向かい合う時間を持つことによって、人生の指針をリセットするとこができることでしょう。

 
世の中の成功者と言われている人たちの多くが、朝の時間帯を有効利用しているのも、それを無意識に知っているからかもしれません。

 

○太陽から気付きを得て執着を手放す

「太陽は毎日昇る時間と場所が変化する」と言うと、そんなの当たり前だと、言われるかもしれません。

しかし、知識として知っていても、それを毎日 目で確認して、体験することとは、大きな違いを生みます。

地球の地軸は、太陽に対して約23.4度傾いているので、それに応じて太陽は日の出の位置が、一年間で46.8度にわたって地平線を移動します。

また太陽が上昇する角度についても、夏に近づくと高度が高くなり、冬ではその上昇角度が低いのです。

実際に、毎朝その変化を毎日自分で体験すると、一年を通じて一日として同じ日は無く、毎日絶えず変化し続けていくものと実感します。

しかしその変化を意識せず、毎日職場と自宅を往復するだけの生活をしていると、毎日は変化しないものと錯覚してしまいます。

自然に接することで、あらゆるものは変化していく存在だと本当に自覚するとすることができると、目先のことに執着する必要性を感じなくなり、全てを手放すこころの準備ができます。

全てが変化することを受け入れ、色々なことを手放す心の準備をすることができると、不思議な解放感を感じることになるでしょう。

 

○全ては「変化する」ことを認識する

ヨガ哲学では、この世を「プラクリティ」といいます。サンスクリット語での意味は「良く動く」という意味です。

これに対して、真理の世界は「プルシャ」といい、「永遠不変の世界」としています。

物は一時的には変化しないように感じますが、それも時間とともに変化してしまい、どんなに立派な建物もいつかは必ず崩壊していきます。

それと同じように、自分のからだとこころも刻一刻と変化を刻み、同じ状態に留まることはありません。

そのありのままの自然の現実を受け入れず、自分がいつかは死ぬ存在であることも忘れ、いつまでも自分は生き続けると無意識に感じてしまいます。

その誤った認識によって、我々は色々な事柄に対して執着を起こしてしまいます。

しかし実際この世は、あらゆることが一瞬も同じで状態には無く、絶えず動き変化していく世界です。

人間関係や仕事や日常生活の中で、好き嫌いに執着して、それを手放せなくて、自らが苦しみを作り出しています。

しかし、そんな生活の中で、毎朝の日の出を見るだけで、自然の移りゆく変化を無意識に感じ取り、全ては変化するものと感じることができます。

そうすると、様々な事柄に執着する事自体が、本当に無意味であると感じるようになります。

このように自然の変化を、毎日の忙しい中で、少しでも触れる余裕を持つことで、大きな恵みを得ることができます。

 
自然は全ての教科書なので、これからも絶えず親しむことを忘れずに、生活に余裕と潤いを持つことで本来自分の進む道が観えてくるでしょう。


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この記事の著者

ユキオ

ユキオスダルシュナヨガ主宰

ヨガ歴20年、ヨガ指導歴13年。日本で最も有名なアシュタンガヨガスタジオIYCほか、国内著名ヨガスタジオ、スポーツジムにて指導経験を積む。取得した指導者養成資格多数。近年は、ヨガ哲学をテーマにワークショップを数多く開催する一方、ティーチャートレーニングにて後進ヨガインストラクターの育成にも力を注ぐ。

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