ヨガの練習が人生の理解を深め、自己実現へ導く


ヨガは単なる肉体的なトレーニングだけではなく、人生の理解を深めてくれる大きな役割を果たしてくれます。

ヨガの練習をしながら、自分の身体の細部をありのまま感じることで、自分の心もありのまま受け入れる準備ができます。

ありのまま感じるとは、心が過去に囚われたり、未来の不安に影響することなく、今現在に集中することです。

そうするとその瞬間に、人はエゴの支配から解放され、自分の本質につながることができます。

それゆえにヨガを行うことは、自分への理解や気付きを深める体験になります。

エゴは時間の中に存在して、気付きや理解は時間軸の中には存在しないので、今この瞬間に意識を集中することで、自分に理解が入って来るのです。

 

例えば苦しい体験をしたとしても、その時に何かに気付ける時は、意識がこの瞬間に集中した一瞬です。一瞬でしか気付きは得ることができないです。

 

しかし一瞬につなげられるかどうかについては、通常自分のエゴが邪魔をして、なかなかその一瞬に意識をつなげることができないです。

つまり自分の本質とは、今この瞬間に存在していて、エゴは時間の中に存在しています。

その為、自分の本質から得られる理解は、一瞬でしか得ることができないのです。

 

また、いつも考え事などを良い悪いで判断してしまうと、意識が過去や未来に揺れ動き、非常に難しくなってしまいます。

 

そして、その一瞬がいつ訪れるかは、非常にシンプルで、毎日の生活の中で、日々目の前のことを一所懸命にやるだけでいいのです。

しかし、気付きを得たいという欲望を持つと、その瞬間いつ訪れるかと言った時間の概念になってしまうので、意識は今という軸から外れてしまい、気付きは得られません。

そうではなく、どんな事でも目の前のことに集中するトレーニングをして行くと、気付きがだんだんと増えて行くでしょう。

 

それ故にヨガの練習も、本質的には自分の身体を使って、この一瞬に意識をつなげる練習と言っても良いでしょう。

 


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この記事の著者

ユキオスダルシュナヨガ主宰

ヨガ歴20年、ヨガ指導歴13年。日本で最も有名なアシュタンガヨガスタジオIYCほか、国内著名ヨガスタジオ、スポーツジムにて指導経験を積む。取得した指導者養成資格多数。近年は、ヨガ哲学をテーマにワークショップを数多く開催する一方、ティーチャートレーニングにて後進ヨガインストラクターの育成にも力を注ぐ。

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