「考えるな! 感じろ」 これからの社会とヨガの必要性


○ 「今」を感じろ

ブルース・リーの有名な言葉に、”Don’t think. feel!”と言う言葉があります。
映画「燃えよドラゴン」の冒頭の有名なセリフです。

ブルース・リーは、ただのアクションスターではなく、大変な読書家で東洋哲学を探求した人として、様々な名言を残しております。

また、武道は肉体を通じて、最終的な人間の本質を極める点において、ヨガと全く同じだと思います。

アシュタンガヨガの創始者パタビ・ジョイス師も、ヨガの練習において「考えるな! 感じろ」と言われております。

この両者に共通することは、自分の行為行動を評価するのではなく、今の行為そのものに集中することの大切さを説いています。

その理由は、私と言う「エゴ」は常に過去や未来の経験から比較対象して評価しますが、自己の本質である「アートマン」は今そのものの真実に存在するからです。

今の行為に集中した時、初めて私達は過去や未来の束縛から解放され、真の自由を感じることができるのです。

つまり、「真実」は感じることをして理解できるものであり、「頭脳」で考えて理解できるものではありません。

 

○ 頭脳労働からの解放

人間は産業革命によって、多くの人が肉体労働から解放されました。しかし、現代社会はコンピュータによって、頭脳労働から解放される社会を迎えようとしています。

今後コンピュータが、将来 現在人間のやっている仕事をやってしまう為、今の職業があと数年すると人間を必要としなくなるものが沢山でできます。

自動車の運転さえ、将来的には全て自動運転になる社会がやってくるのです。その時、人間はどのようなことをしているのでしょうか。

その時に確実の言えることは、「考えること」ではなく「感じる」ことが非常に大切になってくると言うことです。

「考えること」はすべてコンピュータによってできてしまいますが、「感じること」はコンピュータにはできません。

そう考えると、将来人間が活躍する分野は、「感じること」によって行われる、創造的な仕事のみが唯一残されていくことになるでしょう。

その点から観ると、未来の社会で自分が輝いて生きる為には、「感じる」力を磨き上げていくことが必須となります。

まさしく将来の人類の時代は、これから「感じる」によって、初めて自己の本質である「アートマン」を理解する環境が整ってく時期となるでしょう。

しかし、一方でその時代に乗れない「頭脳」中心主義のエゴに固執すると、益々生きにくい時代となるでしょう。

このような時代の潮流に適合して生きる為には、ヨガの練習によって、考えないで感じる訓練をすることが、今後の人生を充実して生きる上で必須となるでしょう!


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この記事の著者

ユキオスダルシュナヨガ主宰

ヨガ歴20年、ヨガ指導歴13年。日本で最も有名なアシュタンガヨガスタジオIYCほか、国内著名ヨガスタジオ、スポーツジムにて指導経験を積む。取得した指導者養成資格多数。近年は、ヨガ哲学をテーマにワークショップを数多く開催する一方、ティーチャートレーニングにて後進ヨガインストラクターの育成にも力を注ぐ。

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