現在三度目の緊急事態宣言下で
先の見えない状況の中
人々の心も身体もストレスで一杯な状態です。
このような時こそ、なぜこれほどに自分の中に
ストレスが溜まっているのか
改めて見つめる時期だと思います。
ストレスによって、心に余裕がない時
他を許容するこころの広さも失われ
些細なことにイライラしたり
他人を批判してしまうものです。
日本の国民は日々のニュースで
その日の感染者数が発表され
その数字に一喜一憂しては
オリンピックが開催の可否について
心が悩まされます。
こうした状況では、
コロナとオリンピックに
心が占領されて
日常の生活すべてに影響を及ぼしています。
しかし
二つの事柄に意識が囚われないで
朝の太陽を眺め
鳥のさえずりに耳を傾け
動物や魚たちがいつものように
生活していることに意識を向けると
世界は何も変化なく営まれていることに気づきます。
これから言えることは
私たちは恐怖や不安によって
あまりに小さい事柄に意識を収縮させてしまい
自らの手によって身動きとれない状態に
なっているということです。
この状況から脱却するには
どうしたら良いかと言うと
意外に簡単なのです。
それは収縮した意識を
拡大するだけでよいのです。
そうすると、イライラも無くなり
感染者数の数字に一喜一憂することもなく
全てを受け入れることができるのです。
単純に意識を拡大するだけなのに
このことに気づけない人が沢山います。
ヨガの目的は意識の拡大
人間は「私」という意識によって
様々なの要素を比較して
様々な物を分離させ
とても狭い「私」という意識という牢獄の中に居ます。
しかしヨガの目的は
こころをその牢獄から解放することによって
無限の意識の拡大を目指します。
ヨガのゴールは
自分自身の存在が限定的なエゴではなく
普遍に存在するアートマン(真我)といわれる
存在であることに気づくことです。
そして、そのアートマンは完全で永遠の存在であり
この世すべての存在と繋がっている存在なのです。
エゴは常に比較することでこの世界と自分を分離させて
自らを狭いエゴの枠に押し込めてしまいます。
それとは反対に、アートマンという存在は
意識を無限な広がりへと導き
本来の自分は完全なであるとこに気づきます。
この時意識は拡大して
無限の広がりへと向かいます。
意識の拡大させる3ステップ
ではヨガではどのようにして
とても狭い「私」から解放させて
意識を拡大させて行くのでしょうか。
先ずファーストステップが
狭い意識から別な対象に
意識を向けさせることです。
具体的には、自分の身体に
意識を向けさせることです。
普段の日常生活では
自分の身体を無意識に使っているので
身体に意識を向けることはありません。
しかし、日常生活ではとらない姿勢
つまりヨガのポーズを取ることで
意図的に身体に意識を向けることになります。
その瞬間、意識は狭い囚われた領域から
身体の様々な部分へと向かいます。
次のセカンドステップが
呼吸に意識を向けさせるということです。
呼吸も普段は無意識で行われていますが
ヨガで呼吸法を行うことで、呼吸を意識化することができます。
呼吸を意識していくと、呼吸の速さとこころの動きが
連動していることに気づきます。
そして最終ステップが、身体・呼吸・こころを
観察している意識の存在に気づくということです。
その観察している意識は、この世界を分離することなく
全てを一つとして認識している存在です。
そしてその存在こそが、不変のアートマン(真我)なのです。
ヨガ哲学は意識のトレーニング
ヨガのポーズの練習をしていても
ヨガの哲学は学んだことが無いという人も多くいます。
では、ヨガ哲学はなぜ必要なのでしょうか。
それは日常生活の体験を
狭い「私」という意識で見るのではなく
純粋にありのままを観ることで
自由自在に生きるということです。
つまり、ヨガ哲学によって意識が変化して
囚われのない豊かな生き方ができると言うことです。
その為ヨガ哲学の本質は
知識を学んだり覚えることではなく
意識の柔軟性を養うことなのです。
ただ勉強するだけでは
その場で有難いお話しが聞けて良かったと思っても
本人の意識を変化させることはできません。
私のヨガ哲学の講座は、意識のトレーニングの場であり
参加者は自由に質問して、自らの意見をアウトプットして
活発な質疑応答形式で進んでいきます。
暗記するのではなく
意識のトレーニングによって
人生を変革させる
「ヨカ哲学総合講座」が始まります。
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