ヨガの体験を通じて世界を広げよう


今はインターネットの時代で、あらゆる情報が簡単に手に入る時代ですが、一方で自分の好きなものにしか目を向けなくなる危険性もあります。

ヨガは、自分自身が作り出した狭い価値観や物の見方を広げてくれるツールでもあります。

狭い価値観に固執してしまうと、意見の対立や寛容さの喪失にもつながり、社会全体の調和を失っていくことになるでしょう。

そんな時代であるからこそ、今後多くの人がヨガをすることを通じて、自分の体験や意識を枠を広げていくことが大切になっていると感じます。

 

○ 名画座の全盛期

私は学生時代、映画が大好きで年間で軽く100本以上は映画を見ていました。そして、それでは飽きたらず、ジェームズ三木さんや有名な内舘牧子さんを排出したシナリオ学校にも通ってました。

映画から私はいろいろ学ぶことができましたが、現在のようにDVDなどが普及しておらず、もちろんインターネットが発達して手軽にYoutubeを見たりすることはできませんでした。

当時私がどのように映画を学んだかというと、名画座と言われるロードショウ公開が終わった、かつての名画を二本立てや三本立て上映している映画館を頼りとしていました。

現在では廃刊されてしまった「ぴあ」という情報誌を発売されるとすぐにに買って、東京にある名画座全てをチェックして、今週の映画館めぐりのスケジュールを決めていました。

名画座はロードショウ公開が終わった映画を中心に、二本から三本立てで映画を公開していました。

そして上映される映画は、あるテーマによって映画館主によって選択されていました。例えば、黒澤明特集と題してすべての作品を上映したり、フランス映画特集などもありました。

また専門性のある映画館として、今は無くなってしまいしまたが、銀座の並木座などは小津安二郎の作品などを中心に上映していて、海外からも訪れる人がいました。

名画座による様々なテーマによって、自分ひとりでは判らない、幅広い映画の本当の魅力を知ることができました。

しかし、その後DVDやインターネットの普及にともない、そうした名画座が次々と廃館となり、雑誌「ぴあ」も廃刊となりました。

現在は、かつてのように自分で足を運んで作品を見に行く代わりに、インターネットの普及で自宅であらゆる情報が手に入る時代となりました。

表面的には、今の時代の方が様々な映画を見れるように感じますが、実は反対で自分の狭い興味に埋没してしまう人が増えたように感じます。

つまり私に映画に対する視野を広げ、映画の幅広い魅力を教えてくれた、名画座や雑誌が無くなってしまったことで、オタク文化が広がったように思えます。

インターネットは、自分の興味ある分野を深く探求できますが、そもそも自分の興味や視野を広げることには、あまり役立たない傾向があります。

自分の経験からも、今の時代では、イタリアのビスコンティのような退廃的美学やロシアのタルコフスキーのような象徴的内面性やキューブリックのような溢れる鬼才に触れることは無かったでしょう。

本当に大切なのは、単に多くの情報量を得るのではなく、ものの見方や視点を広げる存在に出会い、自分の価値観と違う存在に触れ、それによって体験値を広げることです。

 

○ 柔軟性の追求こそが世界を広げる

ヨガは、一般的には身体のストレッチによって、単なる身体の柔軟性を追求した体操に考えられている方が、非常に多いと思われます。

しかし、そこで大切なのが柔軟性を得ることによって、身体の可動域が広がり、今まで体験したことのないような身体感覚を得られることが大切なのです。

私も実際にそうでしたが、ヨガは始めた時、1日座り続けるオフィスワークの為、身体が固く身体を前に倒すだけでも一苦労でした。

ヨガの本に掲載されているポーズとは、似ても似つかないような感じでもありまた。

しかし、そのことに囚われず、毎日坦々と続けることによって、少しずつ柔軟性を得ることが出来るようになりました。

その結果、身体の可動範囲が広がり、今まで経験したことのない身体感覚の広がりを覚えるようになりました。

単に前屈と言っても、立位のポーズと座位のポーズで様々なバリエーションがあり、それぞれにストレッチする筋肉が微妙に異なってくることが感じ取れてきます。

最初の頃は、上体を前に倒すことで精一杯だったのが、練習が進むに従って、ポーズの奥深さが理解できるようになってきます。

つまり身体の柔軟性を得ると言うことは、身体の身体感覚という経験値が広がっていくということになるのです。

そして、さらにヨガは身体の柔軟性だけにとどまらず、こころの柔軟性を養うことに繋げていくことが、ヨガの醍醐味でもあります。

こころの柔軟性が養えると、今まで感じることが出来なかったものの見方や考え方を得ることにつながり、世界が広かっていきます。

ヨガでは、自分自身による束縛が全ての苦しみの原因だと説きます。

それゆえに、この束縛から解放される条件として、様々な意味で柔軟性を得ることによって、狭い自分から視野の大きな自分へと変化させていくことが大切なのです。

インターネットの時代では、身近に情報が溢れるようにありますが、その情報を活かすには、ヨガによってこころの柔軟性を養うことが非常に重要になってきます。


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この記事の著者

ユキオ

ユキオスダルシュナヨガ主宰

ヨガ歴20年、ヨガ指導歴13年。日本で最も有名なアシュタンガヨガスタジオIYCほか、国内著名ヨガスタジオ、スポーツジムにて指導経験を積む。取得した指導者養成資格多数。近年は、ヨガ哲学をテーマにワークショップを数多く開催する一方、ティーチャートレーニングにて後進ヨガインストラクターの育成にも力を注ぐ。

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