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第一条「マットに立て」
○様々障害があった20年間
以前クラスの生徒さんから、先生はヨガ専業だからヨガをする時間が沢山あっていいけど、私は仕事など忙しくヨガする時間がとれないと言われたことがありました。
しかしこれは誤解で、会社でシステムエンジニアとしてフルタイムで働き、それ以外の時間でヨガクラスを持ち、更に空いている時間でヨガの練習や勉強をしています。
つまり普通の人以上に、ヨガをする時間を確保するのが大変なのです。
また、初めから身体が柔らかく、ヨガのインストラクターになったと思われるかもしれませんが、ヨガを始める前は身体は硬いほうで、普通の会社員でした。
そして、9年前に脊髄腫瘍で下半身が麻痺し、一時車椅子が必要な状況になり、とてもヨガどころではない身体の状況でしたが、それも克服しました。
このように様々な障害がありながらも、今日の私があるのは、20年間ヨガを続けてきたことのお陰です。
その経験から、今回はヨガを続けてゆくコツをご紹介しようと思います。
○簡単なことから始めろ
先ずは、何事もマットに立つことがなければヨガの練習は始まりません。
しかし、ヨガの練習を辞めてしまう人の多くが、マットに立つことが難しくなってしまいます。
誰でも、身体が硬かったり、忙しかったりしますが、そんな時でもマットを敷いて、その上に立つことは簡単に出来ると思います。
ヨガの練習に対して自分自身がハードルを高く掲げてしまい、結果的に練習をしないよりも、とにかく簡単なことから始めることが大切です。
自分の身体とこころを変革するのに一番大切なのは、毎日の僅かな積み重ねを続けることです。
1時間や2時間たまに練習するよりも、5分でも10分でも毎日積み重ねることのほうが、圧倒的に自分を変革させてくれます。
○人は行動を起こすことでやる気が出る
心理学者クレペリンが、人は行動を起こすことによって始めてやる気が出ることを発見しました。
「作業興奮」といい、行動を起こすことで初めて、脳からドーパミンというやる気ホルモンが出るメカニズムです。
このことより、人は行動を起こさないとやる気は出ないことが判ります。
つまり、行動を起こす前は、人間はやる気が出ないのです。
ヨガをやろうと頭で考えているだけでは、決してやる気は出てこないのです。
その為、とにかくヨガの練習のやる気を起こすために、マットを敷くだけでも、そして一回前屈をするたけでもいいのです。
するとそこでようやく、やる気スイツチが入り、また更に身体を動かして、よりやる気が出るという相乗効果を生み出します。
このことはヨガだけでなく、仕事や日常のことでも、全てに当てはまります。
生活全てのモチベーションも、先ず行動を先に起こすことで引き上げることができ、結果として自分を変革することが出来ます。
そして、このことが行為を通じて自分を向上させる「カルマヨガ」につながります。
Youtubeサイトにてクラス映像「ヨガを続ける7つのコツ」をご覧いただけます。
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